アジア麺はいわゆる東南アジア、特にベトナムやタイ、シンガポールで食されるお米でできた麺やビーフンなどの総称と言われますが、広い意味で台湾や中国、韓国の麺などもアジア麺として紹介されているようです。韓国の冷麺などは有名ですが、特に日本で人気のあるのがベトナムのフォーではないでしょうか。
フォーにもいろいろな種類があり、東京のアジア麺専門店などでもさまざまなメニューが出され、日本人に合った食材をおりまぜるなど、いろいろな工夫がほどこされているようです。ここでは代表的なものをいくつかご紹介してみます。
本場ベトナムのフォーと日本のフォー
国名
特徴
●ベトナム
◆フォー
■本場ベトナムのフォー
フォーは本場ベトナムではレストランから小さな屋台にいたるまで、あらゆる店で食べることができますが多くの人は屋台で食べています。メニューも日本の専門店では様々な種類がありますが、本場のベトナムでは「フォー・ガー(鶏のフォー)」と「フォー・ボー(牛肉のフォー)」しかありません。お米でできたフォーの麺はちょうどきしめんのような平らな麺で、半透明でツルツルした触感があります。これにスープが加えられ、さまざまな香草を盛り合わせて食べるのが本場ベトナムのフォーです。日本では「ベトナムうどん」とも呼ばれます。
■日本で食べるフォー
日本の専門店などに行くと日本人向けにアレンジしたフォーなども見受けます。特に最近出ているレシピの本などを見ると「刺身のフォー」、「梅干しのフォー」、さらには「納豆のフォー」や「ちからフォー」などかなり日本人にも浸透してきた料理と言えるでしょう。
●タイの「バーミー」と「クイッテオ」
タイもベトナムと同じように屋台で麺を食べるというのが一般的なようです。
アジア麺としてのタイの麺料理は有名なものでバーミー、クイッテオなどがあります。バーミーは小麦粉を原料とし、日本のラーメンの麺に似ています。
クイッテオはお米を素材とした麺で太さによって3種類(セン・ミー、セン・レック、セン・ヤイ)あります。
屋台でのいいところは自分の好みによって作ってもらえるというところにあります。

屋台で注文する場合の手順
こんなメニューがあります。
本場タイに行って屋台で注文する場合の手順です。言葉は通じなくてもそこは人と人とのやりとり。手振り身振りで何とかなるものです。レストランで食べるのもいいのですが、屋台での味もまた格別なものがあります。
バミーヘン・ルークチンプラー
(バーミー麺を使用。魚のつみれが入った麺で汁のないタイプ)
センミーナーム・ルークチンムー
(極細麺に豚肉のミンチを入れ、スープをかけたもの)
センレックヘン・ルークチンプラー
(細麺を使用。魚のつみれが入った麺で汁のないタイプ)
センヤイナーム・ガイ
(太麺を使用。鶏肉が入った麺で汁の入ったタイプ)
Copyright (C) InterWeb Kikaku All Rights Reserved.