パスタの種類はざっとあげただけでも100種類以上あります。それでも最もポピュラーに使用されているパスタとなるとかなり数も限られてきます。ここではよく使われるパスタを中心にその内容とスープとの相性なども含めて表にまとめてみました。イタリアンなどパスタ専門店でのメニューがどんなパスタを使用しているかなど、一つの目安として参考にしていただければ幸いです。
パスタのタイプ
名称
内容
相性のいいスープ
●ロングパスタ ◆スパゲティ 「ひも」が語源です。太さは1.9mm前後。長さ20〜30cmのパスタです。濃厚なソース(クリームソースやミートソース)との相性がいいパスタです。 クリームソース・ミートソース
◆スパゲティーニ スパゲティよりやや細く、1.5〜1.7mmのロングパスタです。一般に使用されるパスタとしてはこれが最もポピュラーです。お店などで出されるものもこのタイプが多いようです。ソースとの相性もよく、どんなソースともあわせやすいパスタです。 濃厚スープ・あっさりスープのいづれとも合う。
◆カペリーニ ロングパスタの中でも最も細いタイプです。イタリア語で「髪の毛」という意味を持つパスタで、直径1.0mm前後です。魚介系のさっぱりしたタイプのソースと相性がいいパスタです。冷製パスタなどにもよく使用されます。
魚介系のあっさりしたスープと合う
◆ブカティーニ 「小さい穴」を意味するパスタです。名前の通り中心に小さな空洞があり、筒状となっています。直径は2.5mm前後でやや太めです。クリーム系など濃厚なソースとの相性がいいパスタです。 クリーム系の濃厚なスープとの相性がいい。
◆リングィーネ 「小さな舌」を意味する楕円形のパスタで短径1mm、長径3mmのパスタです。弾力があり、モチモチとした触感があります。よく使用されるソースはバジリコソースで、ボンゴレビアンコなどのあっさり系のソースにも合います。 バジリコソースとよく合う。魚介系のあっさりしたスープにも合う。
●ショートパスタ ◆ペンネ 「ペン先」を意味し、中が空洞となったペン型のパスタです。特に表面にスジが入ったものをペンネリガーテと呼び、チーズ系のソースがスジにたまりやすいのでこってりしたソースとの相性がとてもよいパスタです。 チーズ系のこってりタイプのスープと合う。
◆ファルファーレ 結んだリボンのような形をしたパスタです。中心部分と外側の厚さが異なるため茹で方が難しいのですが、逆に茹でたときの堅さの違いを残すことで絶妙の味わいを引き出すこともできます。スープの浮き実に使用したり、クリーム系のスープをからめた料理にぴったりです。 クリーム系のスープに合う。
◆チェレンターニ 細めの筒状パスタをらせん状に巻いたものです。ソースがよくからまりやすくサラダで使用するとドレッシングが穴の部分によく絡まってくれるので便利です。 サラダやクリーム系のソースと合います。
◆エリーケ 螺旋状にねじられた形のパスタです。溝がソースをうまい具合に絡めるので、ミートソースやクリームソースなど、こってり系のソースによく合います。野菜とまぜて色づけに使用されたりもします。 濃厚なスープと合う。
◆ルオーテ 「車輪」という意味のパスタです。形もちょうど車輪のような形でソースがからまりやすいという利点があります。オーブン料理にも使えますし、浮き実に使ったりもします。別名「ロテッレ」と呼ばれることもあります。 スープの浮き実に合います。オーブン料理にも合います。
◆コンキリエ 「貝殻」の意味するパスタですが、その名の通り貝殻の形をしたパスタです。コンキリエよりも少し小さいものをコンキリエッテといい、さらに小さいものをコンキリーネと言い、大きさもいろいろあります。コンキリエは肉や野菜を中に詰めたりして使用するときがあります。クリーム系のソースとの相性もよく、それより小さいものはスープの浮き実やサラダに相性がよいとされます。 クリーム系のスープに合う。
●幅広パスタ ◆ラザニエ 平らな板状のパスタです。パスタの中でもかなり大きな部類のパスタです。ソースを重ねてオーブンで焼くのがポピュラーな食べ方です。茹でるときも重なってくっつきやすいので注意深く茹でる必要があります。 ミートソースと合う。
◆タリアテッレ きしめんのような形をしたパスタで、これより幅の狭いものはフェットチーネなどとも呼ばれます。セモリナ粉に卵を加えて作られるパスタで、濃厚なスープと相性がいいとされます。 濃厚なスープと合う。
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